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2026年06月11日 【工程大研究】 曲 木 -まげき-です。

MEBAE 特集記事めばえ

【工程大研究】 曲 木 -まげき-

技術社報めばえ 2025年 秋号 掲載記事

まげき

曲 木


浜本工芸の家具の特長でもある柔らかな曲線。
その加工方法の一つである「曲木」を紹介します。


 

木目を美しく保ち、
強度も兼ね備える

浜本工芸の曲木加工は、高温の蒸気で蒸した木材を型枠でプレスする方法です。削り出しによる曲線よりも材料のロスが少なく、また、木の繊維を断ち切らないので木目が美しく保たれ、強度も兼ね備えることが特長です。この加工には、ねじれや割れが生じやすいため、熟練の技が求められます。

曲木工程の流れ

木材に含まれる水分量の割合を測定し、
3段階に分別。

木の導管が露出している面をふさぎ、
蒸煮時の水分の吸収率を一定にする。

分別した材料ごとに高圧真空蒸煮釜に入れ、
曲げに適した含水率にする。

柔らかくなった木材を、
含水率が下がらない様に
素早く治具に並べる。

直線の木材がかすかな音を立てながら
ゆっくりとアーチを描く、
曲木加工のクライマックス。

曲線となった木材を
4〜6日の養生期間で乾燥させ、
形状を安定させる。

曲げ角度ごとの専用検査器で、
精度や品質を入念にチェック。

曲木職人に聞きました!
仕事のこだわり・お気に入りの曲木商品

曲木担当
澄川 怜弥 さん

No.4900ダイニングチェア
“ 背 ”のこだわり

No.4900ダイニングチェアは、特に難易度の高い「ハギ曲げ」という技術を用いて、木目の通った自然な表情と優しい座り心地を生み出しています。幅広の材を均一に蒸煮する難しさがありますが、この椅子でくつろぐお客様の姿をイメージしながら丁寧な作業を心掛けています。

お気に入りの曲木商品
No.4900ダイニングチェア

曲木担当
槙原 太志 さん

No.8250リビングチェア
“ 肘 ”のこだわり

曲木加工はその日の気温や湿度を把握し、材料の分別や加工時間を調整することが、精度や不良率に直結します。その為、日々変動する様々な要素を正確に把握し適正値を判断することが難しくもありやりがいでもあります。No.8250リビングチェアは、そのような背景からできた曲木をさり気なく使っているところに浜本工芸らしさを感じ、気に入っています。

お気に入りの曲木商品
No.8250リビングチェア